「洗濯動線が楽になる」「1階のリビングを広くできる」。そんな理由で注文住宅の2階にお風呂を設置する間取りが注目されています。しかし、伝統的な「1階お風呂」の常識を覆すのは勇気がいるもの。実際に2階にお風呂を作った施主たちは、数年経ってどう感じているのでしょうか?

SNSのキラキラした成功談だけではない、沼田市の新築注文住宅で2階お風呂を選んだ人の「リアルな葛藤」を浮き彫りにします。

満足ポイント:洗濯の「垂直移動」からの解放

最大のメリットは、やはり家事動線です。
満足の声:2階で脱ぐ→洗う→ベランダやランドリールームへ干す→クローゼットへ。この一連の流れがすべて2階で完結します。注文住宅でこの動線を実現すると、1階のリビングに脱ぎっぱなしの服が散らかることがなくなり、来客時も慌てずに済みます。

不満ポイント:意外な「音」と「シャワー圧」の問題

一方で、住んでみて初めて気づくデメリットも。
不満の声①:夜中に誰かがお風呂に入ると、その排水の音が1階のリビングに響くことがあります。注文住宅の配管経路をしっかり遮音しないと、リラックスタイムを邪魔されることに。
不満の声②:1階に比べてシャワーの圧が弱くなりがちです。高圧タイプの給湯器を選ばなかったために、物足りなさを感じている施主も多いです。

将来への不安:老後の「階段」という壁

注文住宅は30年以上住む場所です。
不安の声:「足を怪我した時や、高齢になった時に、お風呂のために2階に上がるのが辛くなるのでは?」という懸念です。
対策:将来に備えて昇降機を設置できるスペースを確保しておくか、あるいは「自分たちは動ける間だけ2階お風呂を楽しむ」という割り切りが必要です。

専門家のアドバイス:防水対策と「1階の配置」に注意

2階にお風呂を作るなら、万が一の漏水に備え、お風呂の下をリビングではなく「キッチン」や「洗面所」などの水回りに合わせるのが、注文住宅の設計のセオリーです。また、ユニットバスを支えるための床の補強が必要になるため、構造面で信頼できる会社を選ぶことが不可欠です。

まとめ:2階お風呂は「ライフスタイルの取捨選択」

家事の効率を最優先するか、老後の安心を優先するか。注文住宅に正解はありませんが、2階お風呂は「今の忙しい時期を支えてくれる最強の味方」になることは間違いありません。メリットとデメリットを天秤にかけ、自分たちの家族にとってのベストを選び取ってください。