結局実現して良かった注文住宅

①妻を20年以上も説得の末、ようやく手にした注文住宅




結婚してからずっと賃貸アパートを幾つもの転々と暮らして20年以上の末、「ようやく注文住宅を手にする夢を実現させましたのが3年前のことでした。

私自身、結婚してから直ぐに既にあった貯金で注文住宅を購入したかったのですが、妻が猛反対でした。

彼女は一か所に留まり続ける生活が好きではなく、代わりに周囲の環境に飽きたらすぐに越せる賃貸暮らしを好むからです。

ですが私は「注文住宅を建てる際、主婦の城の台所はなるべく君好みにしてもらうから」など彼女の気を引く努力の末、今の平屋建てのこの注文住宅への生活に辿り着いたのでした。



②入居後暫くして消えた商店で後悔


妻は日常的なお買い物が趣味の様な人物なので、周囲にスーパーマーケットが複数あることが生活の場の必須と考えています。

ですから、今の住いとなる平屋建ての注文住宅周辺に、2つ理想的なお店があることについては入居時から満足しておりましたし、もう一つ余計にあったらさらにイイのになんてよく私に話して来ていました。

ですから、入居後たったの数か月で一つの商店が突如閉店となった時大きなショックを受けて、やっぱり注文住宅じゃなく賃貸住まいの方がよかったのに嘆き始め、家庭内は暫く暗闇でした。



③でも今は”良かった”に落ち着いています

ですが今ではすっかり、この注文住宅暮らしを気に入ってくれています。

前述の商店は店じまいしましたが、やがて代わりに大型のディスカウントストアが一軒周囲に立つ流れになったからです。

そして、彼女は未だ一つの生活圏に留まることが好きでない性分はあっても、自分好みのキッチンを手に入れた事を喜んで生活してくれるようになり、私の方も嬉しいです。